市民アジェンダを創造する対話の場、第2回が開催されました。

一昨日、昨日の、第1回、第2回で感情がたくさん湧いてきていてうまく言葉になりませんが、言葉化したいので(笑)、頑張ります。

 

まず、一言、素晴らしい場でした。
参加してくださったみなさん、このような場を持てる前提となっているfacebookやzoom(のエンジニアの方々)などなど・・・感謝しかありません。

 


「市民アジェンダを創造する対話の場(仮)」としていう名前でやりましたが、ちょっと名前が固かったかもしれません。これも勿論人による好みがあると思いますが。

 

実際に起こっていたこととしては「一人一人が、社会について、安心感をもって話し合ってみる場」みたいな感じでした。この営みに、どんな名称をつけたらいいのか、それ自体も叡智が集まってくるといいなあと思っています。

 

ひとまず


【社会ダイアログ】


これくらいの感じがいいのかもしれません。


第1回は6名、第2回は13名の参加者でした。


僕は、この営みは、大げさでなく「民意が形成される」というようなことになっていくなと感じました。

 

すごくすごく大事なことは、国民、市民一人一人が、素直に「自分の気になっていることを出せる場がある」ということだなと、やってみて感じました。

 

例えば「私は、相続税を撤廃すべきだと考えています」みたいな絞られたテーマを持っている人もいれば「どうすれば責められない、助け合いの社会にできるか?が関心事です」といった抽象度の高いテーマを持っている人もいます。

 

それは、それぞれ「民意」だと思います。一人一人の関心毎が、そのまま受け止められるということ。

 

まずは、それが可視化されるだけでもものすごく意味があるように実感しました。今、重複参加者もいますが、のべ18名の「民意=市民一人一人の関心毎」が、まとめ方の拙さはあるにしても可視化されました(それはあとでまたblogにあげます)

 

これ、すごく大事なことと感じています。そしてこれが、のべ100名、1,000名、10,000名となっていく、ユニーク参加者数でも、そうやって増えていくことがあれば、私の語感で言えばまさに「市民アジェンダが創造された」という感じになるなと思います。

 

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私自身、合計4時間の対話のなかで、笑顔がとても多いのが印象的でした。

 

「政治的な話をするのはタブーという意識があったけれど、こんなに安心して話し合えるとは思いっていなかった」

 

「私も、親から、政治の話はしちゃいけないと教えられたけど、今日は全然大丈夫でした」

 

「言葉にしたりするのが苦手な自分でも、今日は”参加できた”感じがしています」

 

参加者からもそんな言葉が出てきました。


そして、昨日は13人だったんですが、自分以外の12人の「関心ごと」を聞いていくと、すごく世界が広がっていきます。しかも、繋がりも感じながら。昨日は、里親、金利、働き方、報道のあり方・・・色んな関心ごとが出てきましたが、本当に自分の世界が広がっていくのです。


いわゆる「政治」に関心はなくても、国民の一人である、その人自身の「関心ごと」はあるはずです。それがそのまま集まるようなプラットフォームであるといいな・・・と思います。


そして、特に「blogなどで、持論を展開するような言語化能力にたけた市民」だけでなく、そういったことにどちらかと言えば苦手意識があるような”市民”の、その声を、そのままちゃんと大切にされる場。だってどちらも大切な「一票」を持つ市民です。


本当に、一人でも多くの人に体験してもらい、大切な「民意」を可視化していきたい。あらためてそう強く思っています。

 


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少し先には、テーマごとに「深掘りする」ような分科会的なものもやっていきたいと思っています。そこでは方法論としてのディベートを活用して、多面的に検証することや、実際に具体的に「どのような政策がよいか?」を検討するレベルのこともできれば・・・とは思っています。

 

その「議事録が公開されている」というようなことも、とても重要だと思っています。

 

でも、この辺の活動はもしかすると少し先になるかもしれません(あっという間に並行的にやることになるかもしれませんが)

 

「2時間で、オンラインで、10名程度で、社会についてみんなで対話する」ということのパッケージをある程度作っていけると思っています。パッケージに沿って進めていただければ、ある程度「安心してみんなで話し合える」ということもできるかと思っています。

 

ちなみに昨日の場の「予定」はこんな感じでした。

1.オープニング(石川より)【5分ほど】
2.チェックイン(今の気持ち、なぜ参加したのか、など)【15分ほど】
3.アジェンダの共有・確認(一人一人、そのアジェンダをなぜ大切と思うのかについて共有)【45分ほど】
4.アジェンダごとに分かれて対話(with録画、議事録)【30分ほど】
5.全体に戻って「アジェンダごとの対話」についてシェア(議事録を画面共有しながら)【10分ほど】
6.チェックアウト【15分ほど】

 

実際の時間の「実績」はこんな感じでした。
1.オープニング(石川より)【5分ほど】
2.チェックイン(今の気持ち、なぜ参加したのか、など)【20分】
3.アジェンダの共有・確認(一人一人、そのアジェンダをなぜ大切と思うのかについて共有)【50分ほど】
4.アジェンダごとに分かれて対話【30分ほど】
5.チェックアウト【15分ほど】

 

 


まずは、私自身も場の開催の回数を重ねていきたいのと、私以外の方も主催的になっていただいて、どんどん「述べ参加人数」が増えていくといいなと思っています。「参加したい」「主催したい」という方、どんどん声をかけていただければ幸いです。